おいてく日記

老いていく+老いテク+置いていく 日記

宇都宮餃子食べ歩き旅の経済学 行くなら青春18きっぷ

 今夏も栃木県宇都宮市に餃子食べ歩きの旅にでかけてきた。
 私が住む山梨県からは「宇都宮市は遠い」と感じている。東京や横浜と比べると、それより遠いところにあるのが宇都宮市だ。
 甲府駅から電車で行くとすると、JORDANの「乗換案内」で調べたところ、甲府駅~東京駅までの路線距離は134.1kmある。同じく甲府駅横浜駅は、八王子駅から横浜線利用で131.1kmだ。
 これに対して、甲府駅宇都宮駅までは213.8km。八王子駅から大宮駅行き「むさしの号」を利用し、大宮駅から宇都宮線快速ラビット号を利用する最短経路の場合がこの距離である。東京や横浜と比較すると、さらに80kmほど遠いのが宇都宮市なのである。
 距離が遠くなれば、電車で行く場合の料金も高くなる。
 甲府駅から横浜駅までが片道2,310円であるのに対し、甲府駅から宇都宮駅までは3,740円だ。往復だと、横浜で4,620円、宇都宮で7,480円がかかる。(すべて10月1日の消費税10%になったからの金額。このあとの記述も)

 鉄道ではなく高速道路を利用するとどうだろうか。
 中央自動車道甲府南ICから乗車して、圏央道東北自動車道と進み宇都宮ICで降りる。距離は216.1kmあり、料金はETC料金で5,010円である。往復で10,020円。実際はこれにさらにガソリン代がかかる。

 宇都宮餃子は高級料理ではない。ふだんの食事や間食として楽しめる価格で提供されているのがうれしい。おおよそ1皿200円~300円ていどである。
 この餃子を食べ歩きに行くのに、甲府~宇都宮往復で電車だけでも7,480円がかかるとなると、考え込んでしまう。
 10万円の楽しみのために7,480円の経費がかかるのなら何とか納得もできるが、餃子を10皿食べるとしても2000円から3000円代で済むのに7,480円の交通費では悲しくなる。
 そこで、宇都宮餃子食べ歩きの旅には、青春18きっぷがもっともよいというのが結論だ。消費税が10%になって値上がりしたとはいえ、12,050円である。1日2,410円である。これなら甲府駅宇都宮駅まで2,410円で往復できる。普通列車しか乗れないが、安さには代えられない。
 7,480円との差額は5,070円。その差額分、餃子を食べまくろう!

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